1948-11-22 第3回国会 衆議院 運輸委員会 第9号
そういうことになつて参りますと、單に鉄道運賃ばかりではなく、一般の國の財政として、必然に起つて來る全般的な経済安定という線を考えまするならば、やはりある程度の補給金の改訂、物價の改訂、賃金の安定性というようなことが総合的に決定さるべき時期が必ず來るのじやないかと考えておるのであります。
そういうことになつて参りますと、單に鉄道運賃ばかりではなく、一般の國の財政として、必然に起つて來る全般的な経済安定という線を考えまするならば、やはりある程度の補給金の改訂、物價の改訂、賃金の安定性というようなことが総合的に決定さるべき時期が必ず來るのじやないかと考えておるのであります。
予算委員会におきまして、同僚の川島金次君は、本予算案は初めから賃金ベースの計算において欠陷をもつており、事実改訂物價の実行を來す新賃金ベースは、すでに崩壊しつつあることを指摘いたしたのでありまするが、このことは、二百六十万全國官公吏の生活を危殆に陥れるものでありまして、本來ならば当然今回の修正に算入しなければならないものでありますが、内外諸般の情勢からいたしまして、これより除外いたしたものと私どもは
その四十何円と言うものに対しまして、改訂物價によつて七月から行われるという計算で、大体八〇%引上げを行う、かようなことが予算に計上されておるというふうに御了承を願います。
○苫米地(英)委員 そこで私はこのマル公の改訂、物價体系の改変ということに関連いたしまして、國家予算というものが、マル公を動かすことによりまして、全般的に大きな影響を受けるのであります。昨年の秋、いくつか出ましたところの補正追加予算、これも昨年七月の物價改定の影響で、全般的に非常に財政が膨脹したことは、否めない事実であると思うのであります。
而も給與水準の改訂、物價水準も直して約五十億の赤字が出る。そこで今年中現在のような予算で以て政府が押通せば、一ケ年成る程五十億の赤字で済むし、併しながらあなたの仰せられる通り、相当の追加予算が必要となつて來るのは当然であるというようなことを仰せられますが、そうした場合に勿論この五十億というような厖大な赤字になる。
從つてインフレーシヨンの進行を最小限度に喰い止め、でき得る限り速かに物價の安定を、實現いたしますためには、全國民の協力を得て、先ずこの度の改訂物價體系の維持に、あらゆる努力を傾けなければならないのであります。
從つて、インフレーシヨンの進行を最小限度に喰い止め、できる限り速やかに物價の安定を実現いたしますためには、全國民の協力を得て、まずこのたびの改訂物價体系の維持に、あらゆる努力を傾けなければならないのであります。
ももろん、旅客運賃のこの引上げにつきましては、これは國民大衆の生活に直接多大なる御負担の増加をかけることになります点は、私らといたしましては、まことに心苦しい次第ではありますが、しかし、これをただいまの物價の倍数に比較いたしますと、かりに物價の倍数が昭和十一年ごろの百十倍程度と相なつたといたしますれば、旅客運賃の倍数は約八十二、三倍に上ることになるのでありまして、その間におきまして、なお改訂物價からは
これを一昨日の三木逓相の答弁にも関連して考えてみますと、三木逓相は、郵便料金の値上げ、もちろんそれに絡んで旅客運賃の値上げも関連すると思いますが、そういう政府の公企業料金の値上げという事柄は、今日の改訂物價のわく内である。であるから、別にそれは問題ではない。むしろまだ低きに失すると言わんばかりの答弁であつたのであります。なるほど算術的に申しますると、そういうことが言えると思います。
大體インフレの克服のごとき重要な問題が、單に通貨の膨脹の抑制、あるいは物價體系の改訂、物價の値上だけによつて、これができるとは信ぜられないのであります。基礎資材の裏づけをするということについて、生産の増強をはかるということの必要あることは、ただいま西村委員の申された通りでありますが、しかしこれらのことにつきまして政策として現われた點は、はなはだ乏しいように感ずるのであります。
そこで政府とおしましては、既ににまじめな企業にとつても、到底耐えられなくなつておる現在の價格体系を、少なくとも当面のコストを賄える程度にまで全面的に改めますと共に、その家計などへの影響を緩和しますために、國庫支出による補給金を活用して、物價の騰貴率を、一定の安全帶の中に食い止め、家計に対しましては正規配給量の増加などを考慮しながら、改訂物價の下においても、十分生計を確保できるような業種別の平均賃金を
そこで政府といたしましては、すでにまじめな企業にとつても、とうてい堪えられなくなつている現在の價格体系を、少くとも当面のコストをまかなえる程度にまで全面的に改訂いたしますとともに、その家計などへの影響を緩和しますために、國庫支出による補給金を活用しまして、物價の騰貴率を一定の安全帶の中に食い止め、家計に対しましては、正規配給量の増加などを考慮しつつ、改訂物價のもとにおいても十分生計の確保できるような